ヨガジェネRYT200メイン講師:中島正明ヒストリーVol.2 

中島正明ヒストリーVol2

英語の推薦で大学に入るんだけど、でも、社会をなめ始めるんだよね、そんな若者。大学入って1週間でやめちゃったの。

と衝撃の告白をしたのは、ヨガジェネレーションでお馴染み、中島正明先生。一体先生は何を思い、大学を中退してしまったのでしょうか?そして、そこから、どのようにヨガに出会い、ヨガインストラクターへの道を歩むのでしょうか?

Vol.1はこちらから

今日は、マサ先生が大学をやめてしまってから、ヨガインストラクターになるべくインドに経つまでのお話をご紹介!知られざる、マサ先生のイントラになる前の仕事のお話に、スタッフも驚愕!「すごいー!」を連発しておりました。

それでは、お楽しみください!

大学を1週間で退学、単身アメリカへ。そして音楽の道に

中島正明先生がギターをひいている様子

中島正明インタビュー

大学に入ったものの、サークルとか合コンとかそういうのに興味がなくて。勉強しに来たのになぁって思って。辞めちゃったの。親にも事後報告。

ヨガジェネレーションスタッフ

えー!!!大学を?親にも退学してから報告したんですか?

中島正明インタビュー

そうそう。

ヨガジェネレーションスタッフ

入学金払ったのに?前期の授業料も払ったのに?

中島正明インタビュー

うん。

ヨガジェネレーションスタッフ

信じられない…。

中島正明インタビュー

辞めて、自分で英語勉強してすぐにアメリカのアイダホに行ったの。なんでアイダホだったかっていうと日本人のいないところがいいと思ったからなんだけど。

ヨガジェネレーションスタッフ

そもそも、何でアメリカに行こうと思ったんですか?何か目的があったんですか?

中島正明インタビュー

単純に英語が勉強したかったのと憧れだね。それで学校卒業して日本に帰ってきて。音楽がしたかったんだよね。当時は「音楽が世界を救うぜー!」って思ってて。ヒッピーノリだよね。4年くらいは音楽やっていたんだよ。

ヨガジェネレーションスタッフ

だから、よくギターが載ってるのか。(SNSに)

初めて味わう人生の挫折。音楽から離れ、報道通訳の道へ

自分の話をしてくれる中島正明先生

中島正明インタビュー

でも、4年くらい経った頃、今思えば鬱だったと思うんだけど、バイト行って帰ってきても全然楽器を弾く気がしないの。「あれ?なんだ?」ってなってね。僕ね、頭に響いてくる音をギターに落としていくタイプのギタリストだったの。だけど、もうフレーズが鳴らないから、弾けなくなっちゃって。指が動かない。それが1ヵ月以上続いて。もう音楽で食べていくって思っていたから、やめるなんて思ってなかったんだけど。

ヨガジェネレーションスタッフ

それ大変じゃないですか。

中島正明インタビュー

そう。そんな状態が1ヵ月以上続いたら、もうダメじゃん?だから、やめたの。だけど、やめても、夢を失った少年なんて廃人だよね。1ヵ月くらい起き上がれないし、バイトもやめちゃって。だけど、自分には何ができるんだろう、って同時に考えて、「あ、英語だ」って思いだしたのね。そこから通訳学校行こうと思ってL.A.に行ったんだよ。

ヨガジェネレーションスタッフ

切り替えはや…。

中島正明インタビュー

で、日本に帰ってきて、テレビ東京の報道局の国際部に入って。

ヨガジェネレーションスタッフ

それがいくつくらいのときですか?

中島正明インタビュー

24くらいかな。報道通訳をしてた。AP通信とかロイター通信のニュースが入ってきたら翻訳してデスクに持っていくの。

ヨガジェネレーションスタッフ

いわゆる、サラリーマンをしてたわけですね。マサさんも!

中島正明インタビュー

そうだよ。ワールドビジネスサテライトとかモーニングサテライトとか知っている?あれを作ってたの。

報道通訳をしつつ、環境問題のボランティアを経て国際会議で活動

ヨガジェネレーションスタッフ

その仕事をしつつ、ボランティアをしていたんですよね。

中島正明インタビュー

通訳学校行っていたときに、すごい環境問題が気になってて、勉強していたの。当時地球温暖化とオゾン層の破壊の問題だったんだけど。ニュースのデスクに「こういうのやりたいんです。」って言っても全然取り上げてくれなくてさ。でも、自分の中で持論があったんだよね。

ヨガジェネレーションスタッフ

さすが。

中島正明インタビュー

である日、エコプロダクツっていうイベントに行ったの。国内環境に繋がったような市民団体の人たちがいるって知ったの。その場でその人たちに電話してね。「僕こんな持論を持っているんですけど」って言ったら会おうってなって、次の日に逢うことになったの。その場で僕の持論を話したら、「それやる?」って言われてね。でも、もちろん僕にも仕事があるし、まずはボランティアからってなったの。

ヨガジェネレーションスタッフ

なるほど。

中島正明インタビュー

だけど、だんだんそのボランティアの方に気持ちが移っていって、気が付いたらそっちの社員になってたね。(笑)特定非営利法人いわゆるNPOの社員。国連の締約国会議の担当だったの。やっぱり子供の時に見た、途上国との格差みたいなのが頭にあったんだろうね。途上国問題専門にしてた。

ヨガジェネレーションスタッフ

そこに繋がるんですね!(Vol.1参照)

目指したのは1人ひとりの幸せ。トップダウンからボトムアップへ

中島正明先生が講義をしている様子
マサ先生は1人ひとりの幸せを願ってヨガを教えてくれる。
中島正明インタビュー

結局温暖化問題っていうのは、先進国が出した、CO2やメタン、フロン。そういうものが温室効果ガスを作ってなったんだけど、その被害を受けるのは途上国なんだよね。砂漠化とか水害とかって、ほとんど途上国。だけど、途上国にはお金がないから、先進国はちゃんとそれに対して対応するためのお金を出しましょうね、っていうことで、そこの専門家として交渉人をやってたの。

ヨガジェネレーションスタッフ

ますます、すごいんですけど…

中島正明インタビュー

それを6年くらいやってたのかな。でも、結局ね、国際法があって、国内法があって、実施されてこうなるっていうトップダウン的枠組みでしょ?だけど、国連って弱いの。やっぱりブレトン・ウッズ体制って強いじゃん。例えばWTO(世界貿易機関)とか世界銀行だったり、IMF(国際通貨基金)なんて絶対従わないといけないでしょ。

※ブレトン・ウッズ体制:第二次大戦後に米国を中心に作られた、為替相場安定のメカニズム

ヨガジェネレーションスタッフ

そっか。

中島正明インタビュー

でも国連ってそういうものに比べて弱いんだよね。法的拘束力が。例えば京都議定書の時って、コンプライアンスを守らないと罰則があるんだよ。だけど、どこも守らなかった、っていうことがあってね。僕はトップダウンでいけば絶対にうまくいくって思ったのに、何も変わらない。って思ったの。そういうことを僕は何度も見てきてね。そういう仕事はもちろん大事だし、必要なのはわかってる。在って然るべきだと思うしね。だけど、僕がこれを続けるのは、虚しさしか残らないな…と思ったんだよね。

ヨガジェネレーションスタッフ

うんうん。

中島正明インタビュー

だけど、トップダウンがだめなら、ボトムアップだ、って気づいて。だって、大体、歴史上の何とか革命って、全部ボトムアップじゃん?気づいて次の日に「辞めます!」って言いに行ったの。だけど、専門職だったから、代わりがいなくて。辞めるのに、6ヵ月くらいかかったかな。んで、やめてすぐインドに行ったの。

ヨガジェネレーションスタッフ

え?インド?

中島正明インタビュー

そのときに、すでにヨガに出会ってたからね。

ヨガと出会い、退職後、すぐにインドへ

中島正明先生のヨガクラスの様子

ヨガジェネレーションスタッフ

ヨガにはいつ出会ってるんですか?

中島正明インタビュー

環境問題をやってるときに、すでにヨガに出会ってて。ずっとマイソールに通ってたの。

ヨガジェネレーションスタッフ

アシュタンガやってたんですか!

中島正明インタビュー

そう、アシュタンガずーっとやってて。でね、トップダウンがだめなら、これはヨガでしょ!1人ひとりの心の健康じゃない!?って思ったのよ。

ヨガジェネレーションスタッフ

なるほど!そこからヨガに行くんですね!

中島正明インタビュー

そう、1人ひとりの幸せが、ひいては、社会のためになる、って思ったの。それで速攻インドに行ったんだよね。

素晴らしい瞬発力。そして変わらない人々の幸せを願う心

大好きな音楽に挫折、それでも、中学からの得意科目だった英語を活かし、通訳へ。そして、テレビ東京で報道通訳として活躍、さらには国連でも活動していたマサ先生。

聞いているだけで目まぐるしい、マサ先生の人生ですが、なぜヨガだったのか。今回のインタビューで明らかになりましたね。ヨガも瞑想も今、現代に生きる人々を少しでも幸せに、という願いを込めて、伝えていらっしゃるのがわかります。

しかし、思い立ったら、即。というより思った瞬間行動しているのが、我らが中島正明。素晴らしい瞬発力だと思います。(私はいまだ、長距離選手だったとは思えません。笑)

何かを考えて、考えすぎて行動できずに悩んでいる方にはぜひ会ってほしいと思います。さて、いよいよ、マサ先生の人生もヨガと出会いましたね。次回からはヨガのお話にフューチャーしていきますよ!お楽しみに!

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